「Jim Westのウォームアップスタディ」
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その他
ITGカンファレンスの翻訳第1弾です。
Wednesday, June 16 – 8:00 am
WARM UP: Jim West
です。いい加減に訳したので何か問題ありましたらご一報(^-^;
訳を載せます。英語のところは全て以下の原文からの転載です。
原文はこちらです。ITG 2004 Warm Up Session
Erin Beave, Reporter
Jim West, professor of trumpet at Louisiana State University, presented warm-up sessions designed to explore various approaches to a trumpet player’s first notes of each day.
ジム=ウェストは、ルイジアナ州立大学の教授です。彼は、ウォームアップのセッションを設けた。これは、トランペット奏者が、日々の練習において最初にどういう風に音を出すべきか、という点についての様々なアプローチを見つけるためのものである。
The first topic was a series of exercises to produce the maximum physical efficiency with the minimum amount of effort.The session began with some simple exercises designed to produce maximum physical efficiency with minimal effort.
最初の話題としては、最小限の力で体に最大効率で力を出させるエクササイズについてのものだった。
このセッションは、それに関するいくつかの単純なエクササイズで始まった。
Most of the opening exercises were based on the teachings of William Adam, focusing on warm-air tone concepts and finding the “resonant center” of the tone being produced.
手始めに行うエクササイズの大半のものは、William Adamに教わったものを基礎にしている。これは、あたたかな呼気による音色に焦点をあわせたもので、出た音に「響きの中心」が生まれるポイントを見つけるためのものだ。
West then moved on with new approaches to some of the Max Schlossberg exercises, with the focus still on tone, but adding a legato articulation. While discussing tonguing, West compared these exercises to Tai-Chi, emphasizing minimal tongue movement, thus practicing rapid tonguing at a very slow speed.
Westは、Max Schlossbergのエクササイズにいくつかの新しいアプローチを加えたと言う。これは音色に焦点をあわせたものだが、それに加えてレガートでの発音という要素が加わっている。
タンギングについて話す一方でWestは、これを太極拳と比較し、最小限の舌の動きを強調した。それ故、ゆっくりとしたテンポでのすばやいタンギングの練習を用いた。
One extra benefit West was able to add to this series of exercises was raising the percentage of clean “first attacks,” also referring back to the concept of finding the resonant center of the sound.
Westがこのエクササイズの効用として他にあげていたもののひとつが、きれいな「ファーストアタック」の確立の上昇だ。また、「響きの中心」を見つけられることもそうだと言う。
Key thoughts presented in the session included maximizing production while minimizing effort, finding the resonant center of the sound early in the day, and discovering (and raising) an individual’s personal threshold for range, speed, volume, and control.
このセッションの要点は、最小限の力だ最大限の力を生み出すと言うことだ。音の響きの中心を練習の初めに見つけるべし、と言うことだ。そしてその上で、各々の音域や音量、スピード、コントロールの限界を見つけ、伸ばすことだ、ということであった。
The last few minutes of the session were spent exploring a variety of techniques designed to expand the playing “bubble,” as he called it, using basic fundamentals and incorporating skill development through simply warming up properly.
最後の数分は、彼の言う「バブル」という練習をより出来るようにするテクニックについて掘り下げた。これは、ウォーミングアップを適切に行うことで、より基礎演奏レベルを上げるというものだ。
————————————————
あんまり具体的な描写は無かったですね…West氏のウォームアップ方については、例えばここにひんとがあるかもしれません。
Notes Master Class – Niklas Eklund
ざっと読んだ感じでは、
(1)ロングトーンを、ビブラートやシェイク無しで行う。この際、出来るだけ体を楽にするようにする。
(2)彼は35から40分をコンサート前のウォームアップに使う。
(3)練習は朗々と吹くと言うよりは、むしろメゾピアノで優しく柔らかくやるべきだと言う。Westはフランスの1880年代のDorinerという教則本を使っているとのこと。
(4)リップトリルはリップでなくブレスでやる。舌や唇は出来るだけリラックスすることだ。Charles Colin’s, Flexibility Studiesが教本としてはとてもお勧め。
と言う感じでした。ざっとなんで微妙ですが。
有名な方のようなので、探せばもっと出てきそうです。
もし何かご存知の方は、どうぞご連絡を…
Google 検索: “Jim West” Trumpet warm
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