【動画】アルチュニアン「トランペット協奏曲」動画まとめ
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トランペット吹きなら知らない人はいないかもしれない、アルチュニアンのトランペット協奏曲(Alexander Arutiunian:Concert for Trumpet and Orchestra)これは、かのチモフェイ・ドクシツェルのために作曲された曲です。
私がCDで初めてドクシツェルの演奏を聞いたのが実はこのアルチュニアンだったのですが(楽譜でも出ているバージョンですね)楽譜はこちらです。これは、全体を通しての譜面の他にラッパのみのソロ譜がついていて、便利です。もちろんカデンツァの所もついてますよ!ページを捲りまくらなくていいので、とっても楽です。途中で倍テンしますしね…。
CDはこちらがおすすめです。楽譜と全く同じです。ピアノ協奏曲第1番ハ短調もやっているのですが、そもそもピアノの曲をトランペットで吹ききってしまうという超テクニックを披露しています。
モーリス・アンドレより荒ぶっている感じがしていて、Jazzしかやりませんが、個人的にはとてもドクシツェル氏が大好きです。ぜひ。
一曲目がトランペット協奏曲です。このCDの音源がYouTubeにアップされてました(いいのかな)CDそのままですね。
最初の落ち着きから、最後のカデンツァまで見事です…。
ちなみに吹いている姿が見られるライブバージョンもありました。途中で途切れてしまうのですが、こうやって吹いている姿を見ると、得られるものってありますよね。
これ以外の「トランペット協奏曲」
オリジナルのアルチュニアン以外にも、様々なプレイヤーがトランペット協奏曲を演奏しています。ドレも素晴らしいのでご紹介していきます。
まずはセルゲイ・ナカリャコフ。ドクシツェルの演奏の匂いを残しながらも、伸ばしのところやアーティキュレーションで繊細なイメージを出しているのかなと思います。しかし知らないで聞いたら、ドクシツェルの別バージョンだと思ってしまうかも。
6分30秒くらいから一気に行きます。このダブルタンギングの美しさ。
続いて、アンドレ・ヘンリー(アンリ)です。東京音大との演奏のようですね。
使っているのはStomvi Masterでしょうか。ベルの色がボディと違います。こちらは、かなり滑らかに吹いている印象。アーティキュレーションもアンドレヘンリー的なアレンジです。
続いて、ラテンとジャズのHOTトランペッターといえばこの人、アルトゥーロ・サンドヴァル。ラテンのパッションで、とてつもないハイノートを決めるまさに変態です。動画がないのが残念です。
サンドヴァルの音として、それぞれの一音一音が華やかで発音がしっかりしている点があるかなぁと思います。その辺がうまく決まっていて、聞いていて気持ちいいですね。ダブルタンギングのところでよく差がわかります。
このアルバムに収録されている模様です。欲しい。
ちなみにサンドヴァルが好き放題やっているライブ映像はこちらです。
最後の方なんて、もうやりたい放題です(笑)
そしてこのガボール・タルケヴィ(Gábor Tarkövi)は、ピアノとの共演です。これはまた違った趣で面白いですね。
それ以外にも、YouTubeで「Arutiunian」などで検索するとたくさん出てきます。Trumpet Concertだと、違うものもでてきてしまうので、アルチュニアンで検索がお勧めです。
同じ曲をいろいろなプレイヤーが吹くというのは面白いですよね。ぜひ、好みのプレイヤーを見つける取っ掛かりにしてみてはいかがでしょうか。
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